こんにちは!皮膚科・美容皮膚科医のあさみです。
ニキビやニキビ跡の治療法って巷には溢れかえっていますよね。
なんだかよくわからないサプリメントとか、石鹸とか、スキンケア商品とか…
とにかくたくさんのニキビケアアイテムがあります。
中には大変高額な商品もあるみたいですね。
正直なところ、これらの中で本当に効果があるものはごく一部です。
それでも宣伝文句に謳われているように劇的な効果をもたらすものは一つもありません。
ニキビやニキビ跡に悩む方の深いコンプレックスに付け込んだ悪徳な商売はほんとに許せません。
医療について何の知識もない人が語る、何の科学的根拠もない発言を
鵜呑みにしないように気を付けてくださいね。
皮膚は一つの人間の臓器なのですから、それについて一番詳しいのは医師のはずです。
なので、ニキビ・ニキビ跡に悩む方には、まずは医療機関を頼ってほしいです。
それがコンプレックス解消への一番の近道になります。
実は私も中学生~大学生中頃まで、酷いニキビ肌・ニキビ跡に悩んでいました。
ニキビをつぶすなと言われても、気になって触って結局つぶしてしまう。
つぶしても同じところにまたニキビができる。
それを繰り返しているうちにニキビ跡ができてしまう。
こんなことの繰り返しでした。
私はかなりきつめの脂性肌だったので
大好きなポテチやチョコを我慢して早寝早起きするようにしたのですが
正直何の改善もありませんでした。
食生活も生活リズムも何も気にしていない友だちのお肌が、ニキビ一つなくとてもきれいだったので
「なんでわたしはこんなに気を付けてるのに何もしていない子よりも肌が汚いの?」
と落ち込んだ日もたくさんありました。
今になってわかりますが、これって結局は、ホルモンや皮脂腺の量等「体質」の問題なんですよね。
結局私の場合は、低用量ピルで男性ホルモンの働きを弱めることに加えダーマペンを繰り返すことで
ニキビができにくい肌になり、ニキビ跡もきれいに治すことができました。
わたし自身の経験からもわかりますが、ニキビって「たかがニキビ」ではありません。
場合によっては人の心を追い詰めて辛い気持ちにさせます。
そういった苦しみから解放されるには、
ニキビが精神状態に悪影響を及ぼすことをよくよく理解している医師のもとで
安心して根気強く正しい治療を受けるのが一番です。
一緒に頑張っていきましょうね!
実は、ニキビは慢性疾患と捉えるべき疾患です。
つまりは、根気強く年単位で治療を続けていかなけらばならない病気だということです。
ニキビの主な原因は「皮脂の過剰分泌」なのですが、これは主にホルモンバランスの不具合というその人独自の「体質」です。
なので、食生活や生活リズムを整えるだけではなかなか完治しません。
もちろん、その二つを整えることは大切ですけどね。
ちなみに、タバコは論外です。
ニキビ肌・ニキビ跡で悩んでいる方でタバコを吸っている方は今すぐやめましょう。
ニキビの治療には「保険診療」「自費診療」の二種類があります。
ある程度のニキビなら保険診療で処方されたお薬を塗り続けることできれいになります。
ただし、これも止めてしまうと再発するため長期間塗り続けることが必要です。
しかも、保険診療でのニキビ治療には限界があります。
あまりに重症で、保険診療で処方されるお薬にも反応しない方の場合はもう自費診療しかありません。
目安としては、保険診療で3か月頑張ってみても効果が見られなければ自費診療に移行する、といった形です。
また、ニキビ跡の治療に関しては保険診療でできることはほとんどなく、自費診療が主になってきます。
ここまで色々とニキビ・ニキビ跡について大まかな説明を行ってきました。
どうでしたか?ニキビって意外と厄介な病気だと思いませんでしたか?
ニキビって大抵の人が経験するし周りにもありふれた病気なので、そもそも「病気である」という認識がなかったかもしれません。
でも、ニキビって実は「病院で治療しないと治らない病気」なのです。
ここまで読んでいただければ、そのことがよくわかっていただけたかなと思います。
まとめると、ニキビ治療をする上で大事なのは次の4つです。
以上のことをしっかりと覚えていてくださいね。
また、各記事でニキビ・ニキビ跡の種類や治療法などについて詳しく解説していますので、是非そちらもご覧ください。