イソトレチノイン|最強のニキビ治療!脂性肌も一発解消|神戸市灘区六甲の皮膚科・美容皮膚科

イソトレチノイン|最強のニキビ治療!脂性肌も一発解消|神戸市灘区六甲の皮膚科・美容皮膚科

イソトレチノインは、重症ニキビ治療の最後の砦とも言われています。また、その皮脂を抑える働きの強さから脂性肌にも効果抜群。毛穴開きにも効果があります。副作用もありますが、それはすべての薬に言えること。医師の管理の下でなら安全に使用できます。ここで、ニキビ、脂性肌のしつこいお悩みを終わらせませんか?

最強の内服薬、イソトレチノイン|重症ニキビ・脂性肌に

こんにちは♪
美容皮膚科医のあさみです(/・ω・)/

 

今回の記事では、「ニキビ治療最後の砦」とも言われる
イソトレチノインについてご紹介します。

 

ニキビ治療での使用がメインのイソトレチノインですが
皮脂を抑える働きがものすごく強いので
脂性肌やそれによる毛穴の開きにも効果がバツグンです!

 

こんな人におすすめ

  • 頑固なニキビに悩んでいる
  • 脂性肌で、一日の終わりにはメイクがドロドロに…
  • 皮脂分泌が多く毛穴が開いている

イソトレチノインとは

 

イソトレチノインは、重度の難治性ニキビの治療に使用されるビタミンA誘導体(レチノイド)です。
一般的には「アクネトレント」などの商品名で知られており、
主に経口薬(内服薬)として処方されます。

 

通常のニキビ治療では改善しにくい重症型のニキビに対して高い効果があり
多くの臨床試験でもその有効性が証明されています。

 

イソトレチノインは、世界中で広く使用されている治療法のひとつであり、
特に皮膚科医の間では難治性ニキビの最終的な治療選択肢として推奨されることが多い薬剤です。

 

主に皮脂腺を収縮させ、皮脂の分泌を抑えることでニキビを改善します。
さらにはアクネ菌の活動を抑制したり、炎症を緩和したりする抗炎症作用も持っています。

 

ただし日本ではイソトレチノインはまだ未承認医薬品であり、
ネットなどでの個人輸入は法律上禁止されています。

 

正しい知識と医師の指導の下服用することが重要です。

 

イソトレチノインの作用と仕組み

 

イソトレチノインは、以下のような複数のメカニズムで難治性ニキビを改善します。

 

皮脂の分泌を大幅に抑制

皮脂腺の活動を抑えることで、過剰な皮脂の分泌を防ぎます。
皮脂が原因で発生するアクネ菌の繁殖を抑えることで、炎症を軽減します。

 

毛穴の詰まりを防ぐ

角化細胞(皮膚の細胞)の異常な増殖を抑え、毛穴の閉塞を防ぎます。
毛穴の詰まりが原因で発生する炎症性ニキビを防止します。

 

炎症の抑制

ニキビの炎症反応を軽減し、赤みや腫れを抑えます。免疫系のバランスを整え、ニキビの悪化を防ぎます。

 

肌のターンオーバーの促進

肌の細胞再生を促進し、ニキビ跡の改善にも効果を発揮します。
新しい健康な皮膚を生成することで、肌全体の質感を向上させます。

 

 

難治性ニキビ治療での重要性

難治性ニキビとは、通常の外用薬や抗生物質を使用しても改善しにくい頑固なニキビのことを指します。

 

特に、嚢胞性ニキビ(のうほうせいニキビ)や結節性ニキビなどの重症型ニキビは、
適切な治療を受けなければ瘢痕(クレーター状の傷跡)が残る可能性があります。

 

イソトレチノインは、こうした難治性ニキビに対して非常に効果的であり、

  • 再発率を大幅に低減(治療終了後の長期的な効果が期待できる)
  • 抗生物質の耐性問題を回避(抗生物質では効果がなくなったニキビにも有効)
  • 外科的治療なしで改善可能(皮膚科での切開や圧出を避けることができる)

といったメリットがあります。

 

特に、欧米ではFDA(米国食品医薬品局)により承認されており、
難治性ニキビに対する標準治療として広く受け入れられています。

 

イソトレチノインのニキビ治療における効果

イソトレチノインの治療効果については多くの臨床研究が行われており
90%以上の患者さんが治療完了後に顕著な改善を実感しています。

  • 約85%の患者が1回の治療で完治(6ヶ月〜12ヶ月の服用後)
  • 50%以上の患者が治療後もニキビが再発しない
  • ニキビ跡の改善にも寄与(肌の質感が向上)

また、日本皮膚科学会のガイドラインでも、重症のニキビ患者に対する有効な治療法として推奨されています。
イソトレチノインの服用により皮脂分泌が平均で60%〜90%減少するため、
皮脂が原因となるニキビの発生を根本から抑えることができます。

 

副作用のリスクと注意点

イソトレチノインは非常に効果的な治療薬ですが、
副作用が発生する可能性があるため、医師の指導のもと慎重に使用する必要があります。

 

乾燥症状

唇や皮膚の乾燥が最も一般的な副作用です。保湿剤やリップクリームの使用が推奨されます。

肝機能への影響

まれに肝機能障害が発生することがあります。定期的な血液検査で肝機能をチェックすることが重要です。

妊娠への影響

イソトレチノインは胎児に重篤な影響を及ぼす可能性があるため、
妊娠中や妊娠の可能性がある女性には処方できません。
妊娠計画のある男性も同様です。
治療中および治療終了後6ヶ月間は避妊を徹底する必要があります。

その他の副作用

稀に頭痛、筋肉痛、視力の変化などが報告されることがあります。

 

こう副作用ばかりをずらーっと並べると、なんだか怖い印象を受けますが
日本で承認されている薬も、そのほとんどがたくさんの副作用を起こす可能性を持っています。
なので、この薬だけをむやみに恐れる必要はありません。

 

大事なのは、適切な医師の指導のもとで使用するということです。

 

最後に

当院では患者様の肌の状態に合わせた最適な治療計画を提案し
安全かつ効果的にイソトレチノイン治療を進めていきます。
難治性ニキビでお悩みの方は、神戸市灘区の皮膚科
六甲道あさみお肌のクリニックまでお気軽にご相談ください。

 

 

 

【監修】

六甲道あさみお肌のクリニック 副院長 芝原麻実

六甲道あさみお肌のクリニック

副院長 芝原麻実

(監修者の詳細はこちら)

↓お問い合わせはこちら↓

友だち追加

※特定商取引法に基づく表記